ブライダルフェアに行くともらうことができる見積書ですが、正直言って最初の見積もりはないようなものです。
理由は、打ち合わせを進めるごとに費用がドンドンアップしていき、最終的には100万以上変わってくるからです。
今まさに結婚式準備をしている人は「最初の見積もりと最終の見積もり額が全然違う!」、結婚式選びをしている人は「意外と安いじゃん!」と思っているでしょう。
この記事では、
- 見積額が上がりやすい項目
- 見積書作成時に注意したいポイント
をご紹介します。これからブライダルフェアに参加する人、結婚式場を探し中の人は参考にして、大幅見積もりアップを避けてほしいと思います!
【先輩花嫁に聞く】どのくらい費用が上がる?
見積もり金額と実際に払った金額の差額があったかというアンケートに対して、78.7%が「見積もり金額より上がった」と回答しています。
差額は「プラス100~120万円未満」が1番多いという結果になっています。(ゼクシィ結婚トレンド調査2018調べ)
1位 | プラス100~120万円未満 |
2位 | プラス40~60万円未満 |
3位 | プラス200~220万円未満 |
4位 | プラス20~40万円未満 |
5位 | プラス140~160万円未満 |
差額の平均は109.2万円となります。見積もりより100万円上がると考えておいたほうがいいですね。
見積もり額が上がってしまう項目と対策
では、実際にどの項目が見積もり額より上がってしまうかチェックしていきましょう。ゼクシィ結婚トレンド調査2018調べによると、最も多いのが料理という結果になりました。
1位 | 料理 |
2位 | 衣装 |
3位 | 写真やビデオ |
4位 | 会場装花 |
5位 | 飲み物 |
【1位】料理
見積書に記載される料理のランクは1番安いものになります。安くても1万円以上するので、ランクアップすれば当然費用が高くなります。
成約後にコースの食べ比べができますが、比べた時に見劣りするので1番安いランクは選ばず、ランクアップする人が多いです。
料理はペーパーアイテムや引出物と違いゲスト全員分必要になってくるので、ゲスト数によってめちゃくちゃ高くなります。
ワンランクアップで5千円の差額だとすると、ゲスト60人で30万円の差が出てきますね。
費用アップ回避方法
初回の見積書を作成してもらう段階で、1つ上のランクになるようお願いしましょう。
1番下のランクのまま、1品だけランクアップするという節約方法もありますが、コース自体を上げておいたほうが費用が上がる心配もなくなりますよ。
料理は持ち込みができないので節約するには向いておらず、節約するとゲストにもわかってしまうので最初からランクアップしておいてください。
【2位】衣装
衣装はプラン内におさまるドレスを前提に金額設定されています。
プラン内でも選べる種類は多いですが、差額があるドレスのほうが、見た目も華やかで種類も増えていきます。1度しかない結婚式なので、どうせなら華やかなものが着たくなりますよね。
そうなると費用も10~20万円程度アップしてきます。
お色直しをする人はカラードレスの費用もありますので、さらに10~20万円程度アップしますね。
衣装屋さんも特に希望がなければ高めのドレスをおすすめしてきますので、人によってはプラン内のドレスを試着しないこともあるでしょう。
費用アップ回避方法
ウェディングドレスもカラードドレスもプラン内におさまればいいですが、なかなか難しいので、片方だけプラン内のものを選ぶようにしましょう。
ウェディングドレスはシンプルなデザイン、カラードレスは華やかでボリュームのあるデザインを選ぶと、印象がぐっと変わるのでオススメです。
差額があるものを着ると気持ちが揺らいでしまうので、最初から「プラン内のもので!」と伝えておくのも手です。
ドレスの持ち込みができる結婚式場なら、持ち込み料だけ見積書に入れてもらいましょう!自分たちで用意したほうが、持ち込み料がかかっても安く済みますよ。
【3位】写真やビデオ
初回の見積書に入っているプランでは満足できないことが多いので、写真やビデオのランクも上げる人が多いです。
写真は、撮影数が少なかったりアルバムのページ数が少ないことからランクアップします。ビデオは、きれいな映像で撮ったり当日の映像を購入するかで費用がアップします。
撮って出しのエンドロールも付けると、さらに高くなります。
費用アップ回避方法
写真ならデータだけ購入できるプランがあるか確認し、あればデータ購入プランを見積書に入れてもらいましょう。
アルバムは自分のお気に入りの写真で自作できるので、結婚式場提携業者に頼む必要はありません。費用もかなり節約できますよ!
▼高級感のあるアルバムが簡単に作れるマイブックがオススメ!
映像は1日を通しての記録になりますので、私自身購入してよかったなと思いましたが、画質がいいものは選ばないようにしてください。
画質のランクが下がっても、十分映像は見れます。「こちらのほうがきれいに見えますよ」と言われても、乗せられないように注意してくださいね。
【4位】会場装花
披露宴会場の高砂のお花やゲストテーブルのお花のランクアップで、費用が上がります。
装花の打ち合わせで、金額ごとの参考写真を見れるんですが、やはり高いほうが豪華でお花もたくさん使われます。装花は当日までどうなるかわからないので、写真で見た時に華やかな方を選びがちに。
高砂は1つしかありませんが、ゲストテーブルは人数の配置によってテーブル数が増えるので、その分費用が上がっていきます。
費用アップ回避方法
会場の装花を気にする人は、ほとんどいません。豪華であれば話題にもなりますが、1番安いプランだからと言って文句は出てきませんよね?
豪華な装花に比べると見劣りはしますが、ランクは上げなくて大丈夫です。むしろ料理がおけなくなるくらいスペースをとると、ゲストに迷惑なのでこじんまりしたものでいいんです。
【5位】飲み物
飲み物のランクも料理と同様、1番安いものが設定されています。
金額が上がればカクテルが増えたり、ソフトドリンクの種類も多くなるのでアルコールが苦手な人も楽しめるようになります。ゲストのことを考えると、ランクを上げることが多いでしょう。
ただし、最低ランクでも約4千円します。ゲスト数分が増えるので、当然費用が上がりますね。
費用アップ回避方法
料理と同じように、初回の見積書作成時からワンランク上のプランにしておきましょう。
また、お酒を飲む人がどのくらいいるかも確認しておいてください。全体を通してお酒が好きな人が少ないのであれば、種類が少なめでも問題ありません。
飲み物よりも料理のほうが飲食している時間が長いので、飲み物はランクアップしないというのもアリですよ。
見積もり額より支払い費用がアップしてしまう理由
見積もり額より最終的な支払い費用がアップしてしまう理由は、初回の見積書に最低限のものしか記載されていないからです。
料理のランクも1番低いもの、衣装もプラン内でおさまる金額のみの記載なので、当然安く見積もりが作成されます。
わからないことだらけなので、初回の見積書をもらった段階では「こんなものなのか~安いな~」くらいしか思わないんです。
ですが、打ち合わせを進めていくうちに「これはランクアップしよう」「この演出がしたい」という希望が追加され、最終的に100万円以上の差額が出てきてしまうことに。
見積書作成時に注意すべきポイント
見積書の大幅アップを避けるためには、ランクアップできる項目はすべてランクアップした状態で作ってもらうことです。
必要最低限の項目の見積書は意味がありません。だって買い物をする上で、100万円以上誤差が出るなんてありませんよね?もりもりに詰め込んでもらった見積書を作成してもらいましょう。
実際にランクアップしなかったとしても、費用が減る分には困らないですよね。最終的にどのくらいになるかがわかれば、費用で悩まなくていいので準備もスムーズに行きますよ。
料理や飲み物、装花はゲスト数にも左右されます。参加人数も適当ではなく、しっかり決めておきましょう!
- 料理やドレスをランクアップした状態の見積書を作ってもらう
- ゲスト数を最大限で考える